自然となかよしの幼稚園です。
もも、ぶどう、なしや柿の木畑に囲まれた、緑いっぱいの環境の中に園舎があります。
春は梅林に咲く花のやさしい香りを風が園庭まで運んできます。
ちょうちょやてんとう虫がお友だちを迎えてくれます。
夏はセミの大合唱が、秋にはコオロギやバッタの飛び跳ねる姿が見られます。
寒い冬の朝には運動場にできた霜柱や薄く張った氷を見つけた子どもたちが大喜びしています。豊かな自然の中で子どもたちは夢中になって遊び、育ちます。
子どもたちの心と体を大切に育む園舎です。
園舎から南向きに園庭が広がり、すべての教室から園児たちが駆けだしていける開放的なつくりです。
木材をふんだんに使った平屋づくりの園舎は、子どもたちの心とカラダにやさしい環境です。太陽の光と、木のあたたかさ、土のぬくもりと季節の風を1年を通じて感じながら育ちます。
お友だちの笑い声や歌声が遠くに近くに聴こえる吹き抜けづくりの教室で子どもたちは豊かに、のびやかに育っていきます。
「せんせい」は子どもとなかよし。
子どもが大好きな先生たちが、子どもの心を育てます。両手をいっぱいに広げて「おはよう」と迎える先生の笑顔で、園の一日がはじまります。
走ること、跳ぶことが得意な子。絵を描くことに熱中する子。歌ったり、音に合わせてカラダを動かしたりして楽しむ子。
私たちの使命は園児たちのよいところを見つけながら一人ひとりの中に潜むポテンシャルを目覚めさせ、大きく育てることです。ほめて伸ばしたり、ときには考えさせて、そして子どもたちの変化を仔細に観察する姿勢を先生たちは心がけています。
園児一人ひとりと向き合いながら、できる限り多くの経験をいっしょに行う先生たちは、いとう幼稚園にとってかけがえのない存在です。
あそびを大切にした教育内容です。
「おはよう」から「さよなら、また明日」までの時間を、園児は遊びを経験しながら驚くほどたくさんの事象を学んでゆきます。
考える力、工夫する力、我慢する力など、成長を促す力が遊びの中には詰まっています。3歳から6歳までの間に、同年齢・異年齢との交流を経験して、友だちと遊ぶ楽しさを知ります。
時にはケンカをします。くやしい思いもします。泣くこともあります。泣いてもよい、ケンカしても良い、仲直りできれば、そのぶんだけ友だちの心をわかってあげられるようになります。
これらすべては[遊び]という大切な経験の中に詰まった宝物です。
心をこめて自園給食を提供しています。
先生や友だちと一緒に楽しくごはんを食べること。
そして愛情のたっぷり詰まった食事をとることで、子どもたちはおなかと心を満足させます。
食育の第一歩は、だれかが自分のためにつくってくれる、その気持ちを感じとること。 だから園舎の離れにある厨房では、心をこめて調理する様子をガラスごしにのぞくことができます。食材となる野菜の一部も幼稚園の畑でつくっています。
子どもたちが育てた野菜や、育つ様子を見ていた野菜がおかずになることで、ニガテだった食材も少しずつ食べられるようになって、「ごちそうさま!全部食べたよ!」と、子どもたちの自信も増していきます。